5/6 地方創生☆チクワクティクスの歌詞にはデータサイエンティストとして知っておくべき知識が沢山詰まっている
地方創生☆チクワクティクスを知っているだろうか。
五十嵐裕美さんという稀代の電波ソング歌い手から繰り出される往年のイオシス節たっぷりの名曲である。
それ以上に歌詞が素晴らしく、データサイエンティストとして働く上で重要なことがたくさん詰まっているので、一つ一つ解説していきたい。
・バリューチェーン。人的/物的資源からどのようにして付加価値が発生しているかを行程ごとにまとめたもの。
・ブランディング。自社の製品に対して、顧客の支持や信頼を勝ち取ること。また、そのために行う行動。
この節はなによりジャンジャンバリバリとバリューチェーンの響きが良い。聞くと一発でバリューを生み出すぞという気持ちになる。
こっこっコアってコンピタンス ちょっとほんとSWOT
・コアコンピタンス。自社が競合他社に対して圧倒的に勝っており、差別化できる能力のこと。
・SWOT。SWOT分析ともいう。Strengths/Weaknesses/Opportunities/Threatsの4要素で事業の現状を分析すること。
内的強み/内的弱み/外的チャンス/外的ピンチの4要素らしい。(知らなかった……)
マーケティングんぐん すすめ勝ち取れ 顧客優先 ぱんぱかぴんぽんぱんぽろん
・マーケティング。一般的用語すぎて難しいが、ものを売るために行う活動、というのが個人的にはしっくりくる。
・顧客優先。心構えとして重要である。
ターゲティングんぐん みんな一緒に それ えいえいおー!
・ターゲティング。顧客を何らかの方法で分類した後、性質の良さそうな集団に絞ってマーケティングなどを行うこと。
データマイニング ゆくぞ稼ぐぞ 収益増大 ぱんぱかぴんぽんぱんぽろん
・データマイニング。データサイエンスの昔の言い方と思っておけばまあ外さない。
・収益増大。これも重要である。現場に分析屋として投入された場合、基本的には事業貢献 or dieである。
ジニ係数がなかなか下がらないめう…… 敵は東名阪にありーっ!
・ジニ係数。おそらくここでは不平等さの文脈で使われているとかんがえられるが、決定木の分割指標としても有名。
決定木とは|マーケターのための データマイニング・ヒッチハイクガイド14 - International Blog
から引用した、
ブラジルのジニ係数に喩えるのであれば、所得の高い人と、所得の低い人に人口を分割して 2つの国を作ることによって、それぞれの国のジニ係数を低下させると考えていただくと理解しやすいのではないかと思います。
二つの同質性の説明がわかりやすい。
われらの戦場 グローバル 右手に持つは 知恵の槍
アンビリーバボーなイノベーション
戦略目標 ユニバース この眼に光る 意思の星
ファンタスティックなソリューション
・この節はデータサイエンティストとして働く際の心構えがすべて詰まっていると言っても過言ではない。寝る前に三回唱えて寝たい。
サンプリングんぐん 配れバラ撒け 総需要喚起 ぱんぱかぴんぽんぱんぽろん
・サンプリング。ここでは標本抽出でなくて、おそらく試用品を配る方のサンプリング。
ネットワーキング バズれ繋がれ 話題沸騰 ぱんぱかぴんぽんぱんぽろん
・ネットワーキング。友達あるいは知り合い作りと思っておけば外さない?
・バズ。ネット上で話題になること。特にネットワーク的な性質(人から人へ情報が伝わり、話題になるような状況)が強い時、バズという。
われらの権勢 ユビキタス 大地を分かつ 金の斧
ジオグラフィックセグメンテーション
経営拡大 ガバナンス わが世の春に 株の花
メイドインヒナビテーション
・ユビキタス。遍在すること。私が学生のころユビキタスコンピューティングというのが流行し、最近はそれらがIoTと呼ばれるようになった(私見)
・ジオグラフィックセグメンテーション。住んでる地域ごとにセグメンテーションすること。セグメンテーションとは顧客や潜在顧客を何らかの基準によって分割すること。
・マーケティング理論の4Cが元ネタだと思われる。画期的だったのは、今までものを売る側の論理でマーケティングしていた(4P)が、そうでなくて、ものを買う側の論理でマーケティングしようという点らしい。
われらの戦場 グローバル 右手に持つは 知恵の槍
アンビリーバボーなイノベーション
戦略目標 ユニバース この眼に光る 意思の星
ファンタスティックなソリューション
・大事なことなので二回言ってる。落ちサビ。
以上述べてきたとおり、地方創生☆チクワクティクスが、いかにデータサイエンティストとして知っておくべきことがたくさん詰まった歌詞かがわかる。
そんな地方創生☆チクワクティクスをフルで聴くなら、LINE MUSICで。