8/15,16,17,18,19,20

世間ではお盆というらしいが、まったくこの一週間何もしなかった。多少はペラペラ理学書をめくったり(あくまでもめくったり、なのが悲しい事実なのだが)やっていたが、主に時間の流れに身を任せていた。

多少やらねばならぬことが見えてくると、かえってそのことに集中できない自身の怠惰さが恨めしい。確かに今やらなくても良いのだが、いつかやらなければならないのに。

母親と電話をして、自分が「小学校中学校と、頭が一番良かったかどうかはおいておいて、少なくとも俺は一番どの学校でも(途中転校したのだ)勉強が好きだった」ことを思い出した。これは大きな発見である。あの頃の熱意は、どこから来ていたのか?分析することはたやすいかもしれないけれど、秘しておくのが正しい。

一個上の学年の人たちが院試ということで、自分がほぼ受けないだろう学科の数学の過去問を解いてみたりもしたけれど、解けそうで案外解けなかったりでも解けたりするのが楽しい。同時に線形代数のいろいろな定理、特に、特別な行列の便利な性質などを忘れ去っていて、線形代数の教員は最低だったので、更に線形空間の性質などもほとんど頭に入ってなくて、これは来年が怖いなあ、と思うことしきりであった。